4.高校生の恋

白紙に戻すために決意したこと

目安時間 3分

前回、身の危険を感じた一件から、私は完全に貴人さんと距離を置くようになった。

そしてそれに伴って電話を出ることもしなくなっていった。

 

厳密に言うと、最初は電話にだけは出ていた。

けれども貴人さんが電話で話す内容が変わっていったのだった。

貴人さんの本性?

前回友達を紹介された日からも電話は変わらずにかかってきていた。
ひどいときは2~3時間、中身のない話を延々とされる。

 

途中、あまりにも退屈で寝落ちしてしまうこともあった。

 

けれども次第に電話の内容が変わっていった。

 

内容は私の男性経験の話になっていった。

 

「経験したいと思わないの?」
「女の人は経験するほどキレイになるよ!」
「怖いのは最初だけ」

 

などなど下世話な内容のオンパレードだった。

大きなお世話だったし、これまでの紳士的な顔とはあまりにも違うトーク内容に愕然ともした。

でも早い段階でこれが本性だったと気づけて良かった。

 

私の固い決意

次第に私は、貴人さんと話している時に自分の感情が無になっていくことに気づいた。

 

このままこの人と話していても得るものは何もない。
勉強の妨げ以外の何ものでもない。
時間の無駄。

 

そうジャッジを下した私は、ある時を機にイッサイガッサイ遮断した。

 

貴人さんからの電話は全部無視。

失礼であることは分かったけれども、この人に何言っても伝わらない。
私のこのグルグルとした、貴人さんへの負の感情をうまく伝えることはできない。

 

なら、連絡を取らないことが一番だ。

 

勝手な行いであることは重々承知だった。
でも当時の私は貴人さんから逃げることだけに必死だった。

 

無視し始めてから一か月くらいは貴人さんから連絡が来ていた。
心が痛んだけれど、別に私たちは付き合っていたわけではない。
かたくなに拒否し続けた。

 

それから次第に連絡は来なくなった。

 

その後一年くらい経って一度だけ、親の付き合い絡みで顔を合わせることがあった。
その直後に5回ほど着信があったけれど、それさえも無視していたら完全に途切れた。

 

 

私と貴人さんの繋がりは切れた。

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