4.高校生の恋

花火大会後の再会デート

目安時間 6分

淳平くんから再度連絡が来たのは花火大会から3週間ほど経ったころでした。

 

安心した気持ちと不安が入り混じっていたのは今もよく覚えています。

 

夏休みも終わりに近づき、それでもまた連絡が来たことは素直に嬉しくて仕方ありませんでした。

 

3週間ぶりの淳平君からのメール

花火大会以降は夏期講習と塾に埋め尽くされた夏休みだった。

しかもそこにモヤモヤした気持ちがずっと付きまとっていた。

 

花火大会から3週間ほど経ち夏休みも終盤に近付いた頃、PHSは1通のメールを受信した。

 

ミクさん、久しぶり!元気?

メールを見た時は純粋に嬉しかった。

何度も何度もPHSを見てはニヤニヤが止まらなかった。

 

それと同時に不安もあった。

 

『淳平くんは夏休み、どうやって過ごしたんだろう・・・。どうして3週間も連絡が来なかったんだろう』

『他のメル友と実際に会ってたのかな』

 

会えない期間の淳平君の行動が気になって仕方なかった。

 

けど私には詮索する権利はない。

ただ、もう一度連絡をくれたことそれだけで救われた気がした。

そして年上なのだから少しでも大人な女性にならなくてはと気を引き締めた。

 

久しぶりだね!元気だよ!淳平くんは元気?

あたかも落ち着いているような素振りの内容を返信した。

 

それに対する返事に私は舞い上がった。

 

久しぶりに会いたいな

 

PHSを見る目が大きく開いた。

 

あの淳平君が私に会いたがっている!!!

 

ものすごく大きな期待が私の胸いっぱいに広がった。

 

もしかしたらもしかするかもしれない!

 

そして私たちは再び会えることとなった。

 

淳平君との念願の再会

メールが来た週末、淳平君と会うことになった。

場所は池袋。

 

JR池袋駅で待ち合わせすることになった。

 

当日待ち合わせ時間より早めに付いた私はソワソワしながらトイレに入り何度も髪型や顔を確認した。

そして待ち合わせ時間。

 

一度しか会っていない淳平君の顔は、正直はっきりとは覚えていなかった。

だからどんな感じか思い出せなかったけど、ものすごく私の好きなタイプであることは間違いなかった。

 

そして中央改札口にある柱の前で待っていた私の前に淳平君は現れた。

 

青いキャスパーのTシャツを着た青年が目の前にいた。

 

花火大会の時より薄っすら茶色で少し短くなった髪。

笑った顔はやっぱり眩しくて、すごくドキドキした。

今日一日、こんな素敵な笑顔の人と一緒にいれるんだと思うと夢を見ているみたいだった。

 

一緒に並んで歩いて池袋の街へと入って行った。

 

他愛もない話がものすごく嬉しかった。

 

そこで知ったこと。

 

淳平君はaikoが大好きということ。

もし同じ学校にaikoがいたら、ものすごくアピールを頑張ると熱弁していて、aikoにものすごく嫉妬した。

(それをきっかけに私もaikoさんの曲をよく聴くようになり大好きになったけどね!)

 

仲間とストリートミュージシャンをしていて歌が大好きなことも知れた。

洋楽が大好きなことも知った。

 

好きなことを話す横顔が眩しくてずっと見惚れていた。

 

 

2人で映画も見たし、ブラブラ行く当てもなく買い物したり、おすすめのCDを聞いて色々と教えてもらったりもした。

 

 

私はというと、聞かれたことは答えるけど自分からは話を盛り上げることができずにいた。

淳平君に嫌われたくないという思いから思うように話せなくなっていた。

 

好きになり過ぎてどうしようもなくて、ひたすら聞き役になっていた。

 

こんなに誰かのことを好きになるなんて生まれて初めてのことでどうしてよいか分からないでいた。

 

一緒に食事もしたし、休憩にカフェに入ったりして過ごすうちにあっという間に時間は過ぎてしまった。

 

次の約束をしたいのに、またもや自分からは何も言いだせずにさようならの時間。

池袋駅までの道のりが重く悲しく寂しくて仕方なかった。

 

 

そして私たちは何ごともなく分かれた。

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