中学二年生になった。
愛しの高田くんと、4分の1の確率で同じクラスになれました〜ヽ(*´∀`)ノ
とは言え、毎日姿が見られる保証ができたくらいで、話せる頻度はそれほど増えなかった。
好きな人と同じクラス!現実は?
思ったより全然話す機会がない!
同じクラスなのに。。。( ;∀;)
ただ、休み時間に他の男子と話してる会話はたまに聞こえたので、よく片耳をダンボにして盗み聞きしていた。
その一つに今も耳に残るものがある。
高田くん:「さとう珠緒は俺の女神様だー!」
私の心の声:「なぬっΣ(゚д゚;)?さとう珠緒ってどこのどいつだ?」
他の中学の生徒なの?
塾の先生の名前かな?
モヤモヤが心を覆う。
当時、テレビもあまり見ていなかったし、現在のようにスマホはおろか携帯電話もインターネットの普及も無かったため、検索が出来なかった。
聞き慣れない名前から、同級生でないことは分かったし、話の流れからどうもテレビもで見かける人というのは分かった。
その日は学校で悶々とし、家に帰るやいなや母親に尋ねた。
私:「さとう珠緒って知ってる??」
母親はすぐに反応した!
テレビによく出てるタレントとのこと。
番組名とか教えてもらったが、そのヒントだけではよく分からず、今度テレビに出たら教えてくれるとの回答だった。
けれど、当時よくテレビに出ていた彼女を知る瞬間はそう遠くなく訪れた。
「この人か〜〜〜!」
さとう珠緒さんを初めて知った時、正直私は落胆した。
だって私と正反対だったから。
可愛らしく女の子女の子した雰囲気で、キャピキャピしてる。
女の子から見ても眩しいキラメキ。
ぶりっ子キャラだけれど、そのぶりっ子さえ彼女の雰囲気に合っている。
どう頑張っても彼女のハシクレにも近づけないし、全く違う生き物になった気がした。
そんな絶望的な感情を抱いた中学二年生の始まり。
※当時高田くんは競馬の番組をよく見ていたらしく、その競馬番組のMCにさとう珠緒さんが出演していたことが後日わかりました。
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