3.中学生の恋

ロマンスの神様は時に意地悪にもなる?

目安時間 9分

ともあれ、同じクラスになると、それなりに距離は縮むのだな〜と実感することもしばしば。

 

例えば流行りの音楽など。

 

私は流行には疎くて、これと決めたらそればかりを追い続けるタイプだった。

ロマンスの神様

当時からミスチルが大好きだったため、私が家で聞く音楽はほぼミスチル。

 

他には特に聞こうともあまり思わなかった。

 

ある日、高田くんから突然「聞く?」と差し出されたCDがあった。

 

広瀬香美さんの「ロマンスの神様」だった。

 

驚きながら、二つ返事で拝借した。

家に帰ってすぐに聞いた。

 

Boy Meets Girl恋してる瞬間 きっとあなたを 感じてる
Fall In Love ロマンスの神様 願いをかなえて
Boy Meets Girl恋する気持ち 何より素敵な宝物
Fall In Love ロマンスの神様 どうもありがとう

 

この歌詞の部分が私の気持ちとリンクして、すごくドキドキとした。

 

このCDを高田くんから借りられたこと自体、ロマンスの神様の力だと思った。

 

どうか、私に微笑んでくれているロマンスの神様がこの先も見守ってくれますように!

 

そんな気持ちでいた。

嬉し恥ずかし夏休み

そして更に胸が激アツになるイベントが起こる。

 

中二の夏休み直前。

 

私は仲良しの女の子3人で、市民プールに行く計画を立てていた。

 

そこに1人の男子が入ってきた。

 

 

男子A「なになに!?いつプール行くの?」

 

女子B「〇日だよ!いいでしょー?」

 

男子A「偶然ー、オレらも同じ日に行くんだよ!なら一緒に行かない?」

 

私の心の声(オレら・・・・・・?)

 

男子A「なぁ!高田、いいよな!?」

 

私 「・・・・・・・・・!!!・・・・・・・・・」

 

 

教室の中で少し離れたところにいた高田くんは、少し近づいてきて「別にいいけど・・・」とボソッと言った。

 

 

そこからはもう、ワクワクドキドキソワソワが止まりません。

 

そりゃそうですよね。

 

愛しの人とプールですよっ!!!
(2人じゃないけどさっ!!)

 

なんてオトナな響き(*´ω`*)

 

 

誰もいないプールで、ビーチボールで遊んだり、かき氷を買って食べたり、キャッキャウフフな妄想だけでお腹がいっぱい&鼻血が出そうになっていました。

 

当日プールでのできごと

ちなみに、当日のメンバーは男子グループが5人、女子グループが3人の団体となりました。

 

そして当日。

 

天気は雲一つない晴天で、空に輝く太陽は正に私の恋を後押ししてくれているようにジリジリと照らしていました。

 

現地に着くと・・・、

 

妄想の世界とはかけ離れた現実が!

 

人・人・人・・・!!!

 

 

どこを見ても人しかいない!

 

私達が泳げるスペースあるのかな?と心配になるくらいの混みっぷり。

 

ボール遊びなんかできっこない!

 

とりあえず、裸足で歩くコンクリートが熱すぎて、皆で流れるプールに慌てて入る始末。

 

泳ぐスペースは無いし、中学生には強すぎる刺激でイチャつくカップルはあちこちにいるし、皆が居づらさを感じ、それぞれが好きずきに色々なプールへ散らばってしまった・・・。

 

 

結局残った女子3人で、ぺちゃくちゃおしゃべりをしながら泳いだり食べたりスライダーをしたり、楽しんだ。

 

トホホ・・・。

 

いや、良いんだよ!

最初はその予定だったんだから。

 

友情は大事だし!

 

 

だけどだけど・・・。

 

なんかモヤモヤが拭えない!

 

 

そんな時ってあるよね。

 

そろそろ閉園が近づき、最後に波のプールで遊ぼうと波のプールへ行くと、散らばった男子達もチラホラと合流してきた。

 

お客さんも午前中の半分くらいに減り、泳ぐスペースにも余裕がある。

 

私はその頃からチビだったので、波のプールの一番奥は足が届かず、浮き輪なしでは行けなかった。

 

他の男子も女子も背が高かったので、私以外は全員浮き輪無し。

 

ポツンと置いてけぼりを食った気分だった・・・。

 

波のプールでは決まった時間に波が起こされる仕組みだった。

 

その日の最後の波の時間がやってきた。

 

私は波が発生する場所へ近づいてみんなに合流しようと、必死で浮き輪をしながら犬かきをして奥へと泳ぎ進んで行った。

 

波が起こされるとそれまでの苦労も水の泡、どんどんと浅瀬まで戻される。

 

キャピキャピ楽しんでいる友人達の姿が羨ましくて仕方なかったけれど、浮き輪を取って参加する勇気は無かったので遠くから眺めていた。

 

浅瀬と一番深いところのちょうど中間あたりでプカプカ浮いていたら、不意に浮き輪の背中部分に重さを感じる。

 

 

 

ん?

空気が抜けて来てる?

 

 

 

と振り返ると、なんとそこには!!

 

 

愛しの高田くんの姿が!!!!!

 

 

私の浮き輪に高田くんが腕でしがみついているではないか!!!

 

 

あの、あすなろ白書で見せたキムタクの「俺じゃダメか?」の腕に、抱きしめられていないバージョンですよ!

(抱きしめられているのは浮き輪)

 

 

そんな至近距離の高田くんに、プールの水が鼻血で染まるんじゃないかと思うくらい緊張&興奮状態でした。

 

 

高田くんは、「良かった、浮き輪があって。助かった」と言った後、無言に。

 

 

その時ほど、背中の毛と背中のニキビの手入れを怠っていた自分に嫌気がさした瞬間は無かった。

 

 

私には永遠に感じられた時間だったけれど、実際には5分くらいかな?

 

波が終わると、その至福の時間も終了で、高田くんは離れていきました。

 

 

この高田くんの行動の真相はいかに!?

もしや私の事、、、♡!???

 

 

・・・なーんて思いたかったのですが、実は高田くんはカナヅチでした。

 

そう、泳ぎが苦手なんです。

 

 

それを皆の前で披露するのが恥ずかしかったのでしょう。

 

本当にピンチを感じて私の浮き輪に手を伸ばしたのでした。

 

チャンチャン。

 

この甘くて切ないドキドキのプールもこれにて終了でした。

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