高田くんへの秘めたる想いを墓場まで

2.小学生の恋
各記事への近道♪

このブログをご覧いただきありがとうございます!

過去の話は以下からお読みいただけると分かりやすいかと思います!

 

小学生の恋の始まり

 

中学生の恋の始まり

 

高校生の恋の始まり

 

●大学生の恋の始まり(準備中)

ある日の放課後、高田くんが

 

「さいみ、さいみ、ちょっと待ってて!」

 

と声をかけてきた。

 

(私の苗字がサイジョウ、なまえがミクのため、苗字&名前の頭文字を取って、「さいみ」と呼ばれていた)

 

何だろう・・・?

 

 

どこかから出したカセットテープを、教室にあったラジカセにセットし再生ボタンを押す。

 

流れ出た曲は、松田聖子さんの「大切なあなた」。

 

冒頭の↓の部分

 

♪めぐり逢えたね 待っていた運命の人に
広い世界でひとりだけ 大切なあなた♪

 

のところで

 

♪ミクに逢えたね 待っていた運命の人に
広い世界でひとりだけ 大切なあなた♪

 

と替え歌をしてきた。

 

・・・えっ!?・・・

 

予期せぬ出来事に呆然としていると、

 

「って、カズが言ってたよ!」

 

と高田くんはニヤリと笑い、教室から廊下へ出ると走って行ってしまった。

 

一体、何が起こったんだ!?

 

内心心臓バクバク。

 

カズというのは、幼稚園からの幼なじみの一人。
親同士も仲が良い腐れ縁だった。

 

でも今は、カズがそれを言ってようが言ってなかろうが、どちらが事実であろうと、正直そんなのどうでも良かった。

 

ただ高田くんがそれを伝えるためにテープを用意して聞かせてくれて、しかも私の下の名前が「みく」であるということを知っててくれていた!!

 

同じクラスなんだから当たり前かと思うけれど、ただそれだけが純粋に嬉しかった。

 

そして「みく」という単語が、高田くんの口から直接発せられたことにも胸が高鳴った。

 

 

家に帰ってからも、高田くんから放たれた言葉を何度も繰り返し思い出しては、心臓がいつもとは違う音で鳴る。

 

こんなに緊張することも、こんな感情になることも初めての経験で、自分自身が一番驚いていた。

 

それから私の高田くんへの想いは一気に急上昇。

 

常に学校でも目で追ってしまうし、姿が見えないと探したりもした。

 

土日に会えないのが寂しいと感じ、毎日学校があれば良いのにとすら感じた。

 

高田くんが男子と楽しそうに話していたり、笑っている姿を見られるだけで幸せだった。

 

ただ、当然のことながら高田くんはモテた。

 

しかも高田くんのことを好きだという女の子は皆、女子の間でも一目置かれるような子たちばかり。

 

私はたくちゃんの経験から、絶対に好きな人をばらさないと決めていたので、一切言わなかった。

 

おそらく態度でバレバレだったのだろう。

 

「高田のこと好きでしょ?」

 

と、よくライバル女子から聞かれたけれど、

 

「そういうのじゃないんだよ」

 

と答えていた。

 

この気持ちを私の中だけで大切にしたい。

 

ただ、それだけ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました